浜ちゃん先生ってこんな人

大学時代、外国為替を専攻していました。就職は、相場の秘密が知りたくて野村證券に入社しました。入社はしたものの自分が知りたいと思ったことが追求できず悩んでいたころ、ある”株の天才”と言われる人に誘われて弟子入りする感じでメリルリンチ日本証券に転職しました。

その方とは別にもう一人凄腕の伝説のファンドマネージャー(投資信託の運用を行う専門家)がいたのですが、その人の技術も身に付けたいと思っていたところ、運よくその人にも誘われファンネックス・アセット・マネジメント株式会社へ転職しました。5年間ファンドマネージャーをしてやっと相場のことが分かり、皆さんからのお金をお預かりして年金問題を解決すべく運用をしていたのですが、運用実績を出すと海外からのお金が集まってきてしまい、結局のところ日本人の年金不足問題が解消されずジレンマを抱えることになり、2008年リーマンショックの直前に個人投資家になりました。

その後、投資の技術を広く伝えてくださいという依頼があり投資教育をしていたのですが、教えるだけでは投資技術は習得できない事がわかり、教習所スタイルで投資の技術を習得していただこうとアーニングアカデミーという学校を設立しました。株式投資とFXのトレードと投資信託のやり方などを教えています。

二人の師匠に弟子入りされて何を一番習得されましたか?

市場原理は何かということが分かりました。証券会社の研修だと、「安い株を買いなさい」とか「成長する株を買いなさい」と習うのですが、どうやったら利益がでるのか分かりませんでした。良い株を知っていてもただの評論家と同じですので、「いつ買っていつ売ったらいいのか」が分からなかったということです。あと、「株価はなぜ動いているのか」ということも分かりませんでした。

二人の師匠はタイプが全然違いましたが、投資家という観点で勉強することができました。大投資家というのは儲けられる仕組みを持っているか、若しくはマーケットのメカニズムを熟知した上で利益を出されるということです。一般的な株の勉強をしても投資家という観点で勉強しないとダメなんだということですね。

そんな師匠に教えて頂いた事で株のエッセンスについて習得し、自分なりのやり方を見つけることができ、そのやり方を教えています。

学校で教えるときに気をつけていらっしゃることはありますか?

その人に目線を合わせることですね。どう言ったら一番分かりやすいか。理解していることとできることは違います。質問をすると理解している人でも、実際に運用して頂くと違う行動をとったりします。思い込みで違った解釈をしている場合があったりするからです。

最初に目標(どの位の金額をどの位の期間でどの位に増やしたいのか)をお聞きするようにしています。「株を始めたいのですが…。」と来られる方がいらっしゃいますが、それはお金を増やす手段であって目標ではありませんので、どうされたいのかの目標を先ずお聞きしています。

後は短期投資ですね。ご存知のように福利で資産を回せると大きなリターンを得ることができます。例えば毎日1%の利益が出たとして1年間(250回)、毎日運用したとすると12倍になります。要するに回数を重ねることが大切だということですね。個人投資家さんに習得して頂きたいのが短期運用です。人生の中で半年位、一生懸命学んで頂ければ技術は付けられます。

勝てる方法、勝ちやすい考え方、練習をして技術を完全に身に付けるまで責任を持って教えています。後は勝てるマインドをお伝えするようにしています。欲があって投資を始めるのは良い事だと思いますが、その欲を切り離して謙虚でなければ勝つことができません。投資道ですね。

休日は何をされていらっしゃいますか?

時間があれば温泉にいっています。車の運転をすることと、温泉に入ることと、美味しいものを食べることでリフレッシュできますので、3つとも叶えられる温泉にいくことが多いですね。「この神社があるのでここの温泉にしようかな」という感じで場所を決めています。神さまに呼ばれていくことが多いのですが、佐渡島に呼ばれて島を一周して弁才天様のほこらを掃除したこともあります。

箱根は九頭龍さんに呼ばれて行きますので、九頭龍神社の近くのホテルに泊まります。

見えたり声が聞こえたりするわけではありませんが、「こうかな?」と思う事をやっていくと正しいという事が分かりますね。投資と同じでサインなので、それに従っていると良い方向へと導かれています。

経歴

1996年 3月 一橋大学 商学部卒
1996年 4月 野村證券株式会社入社
2002年 6月 メリルリンチ日本証券のヴァイスプレジデント
2003年11月 ファンネックス・アセット・マネジメント株式会社のファンドマネージャー
2008年 9月 アーニングアカデミー株式会社 代表
2010年 4月 株式会社アンヤット 代表取締役 兼務


著書の紹介