個人向け変動10年国債のすすめ

ぶー太郎
ぶー太郎

投資もいいけど、円で確実にお金を増やしたい場合はどうしたら良いんだろ?

すえ吉
すえ吉

国債はどうなの?

とん太
とん太

国債ってなに?

村長
村長

そうぢゃの。今回は国債について勉強するかの。

株や投資信託はリスクが高い、NISAでもリスクが・・・。でも銀行預金ではお金が全然増えないと思っている方、個人向け国債、変動10年を検討してみてはどうでしょう?

ここ最近、実勢金利上昇や金融政策の修正、インフレで今後の金利の上昇が考えられます。
住宅ローンなどは、変動金利の上昇を懸念して固定金利を選ぶ方も増えているようです。
お金を借りる側だったら金利が上がるのは不安ですが貸す側だったら金利が上がって受け取る利子が増えるほうがいいですよね。
国債は、まさに日本の国に個人がある期間お金を貸し、受取利子をもらい償還期限がきたら元金を返してもらうという債券です。個人向けの国債には、利子が固定で期限3年と5年ものと利子が変動する10年ものがありますが金利上昇局面では利率が上昇する可能性がある10年変動国債がおすすめです。

個人向け国債10年変動とは、メリットは?

個人向け利付国庫債券変動・10年といい10年満期で半年毎に金利が見直され年2回(3月と9月)に利息受取、個人が1万円単位で毎月購入できる国発行の債券です。元本保証で最低金利0.05%が保証されます。
また国債購入時から1年経過すれば直近2回分の利子が差し引かれますが中途換金することもできます。日本国発行の債券なのでデフォルトリスクも低く投資商品のように元本割れリスクもなく1年経過後は換金することもできるので不動産投資などと比較して流動性リスクも低いと言えます。

この4月発行の初回利子は0.47%、5月は0.5%となっていて投資商品と銀行預金の中間的存在です。

既述のように投資リスクを避けたい、金利の低い銀行預金では不満と思っている方にお勧めです。あたりまえですが債券購入金額もある程度まとまった金額で購入すると受取利子額が大きくなります。

また国債はネット銀行・証券会社で購入しても店舗のある銀行・証券会社で購入しても購入手数料などかかりません。商品説明をよく聞いてから購入判断したい方は店舗のある銀行・証券会社を選択するのもいいでしょう。

デメリットというか注意点

①1年間は中途換金できないので最低でも1年以内に使う予定のない資金で購入すべきです。

②中途換金は、直近2回分の利子が差し引かれます。

③NISAと異なり、20.315%の利子課税があります。

④一金融機関当たり利息の付く銀行預金であれば元本1000万円+利息は預金保険制度で保護されまた利息の付かない決済口座や当座口座は全額保護されますが国債は国の信用が高くデフォルトリスクは限りなく低いとはいえゼロではありません。

国債の適用利率

変動10年は基準金利×0.66、固定は3年で基準金利-0.03%、5年基準金利-0.05%で計算します。今の時点では変動10年国債が3年、5年固定国債より金利がいいですが計算の仕方が異なるため金利がどんどん上昇していくと固定金利の国債の魅力が高くなる可能性もあります。変動10年の10年先までは誰も予測できないので運用途中で変動から固定に切り替えもあるかもしれません。

投資はあくまで自己責任ですが、今この時期、10年変動国債、購入検討してみてはいかがでしょう。