投資を始めようと思うけど、怖くてできないんだ。
すえ吉は臆病だな。えいやっ!でやっちゃえばいいんだよ。
これこれ。乱暴なことを言っちゃいかんぞ!
「銀行にお金を預けておいても増えないし、かといってNISAやiDeCoに投資して損するのも怖いし…。」と思っている人は少なくありません。投資を始めるにあたり、初心者がやってしまいがちな過ちとは?
NISAやiDeCo、変額保険や投資信託まで、これから投資を始めようとする方、既に始めたものの残高がマイナスになって不安を感じている方、是非、投資の基礎を身に付けて不安を軽くしましょう!
ポイントの一つ目は、投資を始めたら10年以上継続することです。
上記はTOPIXに連動する投資信託に100万円を投資して数年後に売却した場合、どうなるのか?というグラフです。
1970年1月~2015年6月の間のどこかで投資した場合、1年目で売却すると、倍(107%増)になった年もありましたが、半分(46%減)になった年もありました。つまり、来年使う予定のお金を投資すると、倍になるかもしれないし、半分になるかもしれない。という事です。まさにバクチですね!
ただ、10年保有しているとどうでしょうか?年率20%~▲7%の範囲で落ち着くということです。随分と安定していきますね!
つまり、投資して損をしても直ぐに売却しないで、10年以上保有する気持ちで投資しましょう。ということです。言い換えると、10年以上先に使う予定(教育資金や老後資金等)の金額の範囲内で投資しましょう。ということですね。
ポイントの二つ目は、まとまったお金を一気に投資するのではなく、毎月決まったお金を価格は気にしないで投資し続けることです。
「ん?ちょっと待ってください!価格は見ないで買うのですか?」と言われそうですが、「はい。その通りです!」
上記のように、価格が値上がりしてくると、この先も上がっていくのではないかと思い一気に投資したくなるのですが、何故か不思議と投資したとたん、価格が下がっていく場合が多いと感じます。
この時、残高がマイナスになったりしますので、持っているのが怖くなって売却したくなるのですが、売却してしまうと損が確定してしまうのです。
では、値段を気にしないで毎月決まった金額で買っていくとどうでしょうか?
値段が高い(250円)時は少ない数(40個)だけ買って、値段が安い(50円)の時は多く(200個)買っています。
つまり、値段を気にしないで、毎月決まった金額で投資していくと、自動的に価格が高いときは少ししか買わず、価格が安いときは多く買うこになり、上記の例だと111円でトマトを買ったのと同じになります。
ただし、価格が下がるという事は、残高がマイナスになっていきますので、継続して投資するのが怖くなってやめてしまったり、これ以上損はしたくないと売却しようとしてしまったりします。
ここで重要なのは価格が下がっていったとしても投資を継続するということです。
ポイントの三つ目はトマトに絞り込むのではなく、人参やピーマン、大根やキュウリなど野菜詰め合わせセットを買うことです。
農業と同じで、トマトだけに絞り込んで栽培するのではなく、大根やキュウリなどいろいろな野菜を栽培することで自然災害等のリスクを分散するということです。
まとめると、①野菜詰め合わせセットを②毎月決まった額で③10年以上続けることが大切だということです。
後は、価格が上がろうが下がろうが一喜一憂せずに継続していくことが基本です。ただ、何の詰め合わせセット(日本株、世界株、日本債権、外国債券)を買うかとか、毎月どの位投資していくかという事もとても大切なことです。
もっと詳しく知りたい方はご相談ください。