円安の影響と時給格差

ぶー太郎
ぶー太郎

コロナも落ち着いてきて海外旅行に行きたいなぁ

とん太
とん太

兄ちゃん、旅行代金かなり高くなってるよ

村長
村長

円安傾向にあるからのぉ

海外旅行費用が高くなっただけではなく、我が国は食料品の60%以上を輸入に頼っているため、スーパーの食料品も高くなってきています。今回は為替について勉強してみましょう

1$=140円前後に

最近海外旅行をした人の「旅行代金は日本で支払っていったが食事などは現地で支払い。あまりの高さで楽しめなかった」と言った声をニュースなどで聞いた人もいるのではないでしょうか?
下図は1998年以降の為替相場(ドル円)の推移です。2010年ごろ、1ドル80円の時に10万円をドルに替えると1250ドルになりましたが、同じ10万円も140円で両替すると714ドルにしかなりませんこれが海外で物価が高く感じる一つの要因ですね。

時給22ドル??

2022年9月、アメリカカリフォルニア州知事がファーストフード店で働く労働者の最低時給を22ドル(約3,000円)にするという法案に署名した、というニュースを聞いて驚いた人も多いのではないでしょうか?

マクドナルドなどは反対しているようでまだ施行はされていませんが、現在の時給も15ドル(約2,000円)と日本の同じ職種と比べても約2倍です。ファーストフードだけではありません。アマゾンの倉庫や物流部門の従業員の時給は19ドル(約2600円)、アップルストアの店員の時給は22ドル(約3,000円)と日本では考えられないような時給が支払われています。
下図は先進7か国(G7)と韓国の平均年収の推移です。

日本とイタリア以外は賃金が上がっているのがわかります。物価の上昇と賃金の上昇が連動していれば良いのですが、このまま賃金が上がらずに物価だけが上がっていくと私たちの生活にも影響が出てくるかもしれません。
老後資金の準備などをどのようにしていくか検討する良い機会かもしれませんね。