この前、年金定期便のハガキが届いたよ
あれ、見かたがよく分からないんだよね
今回は、その見かたを勉強するかのぉ
今回は2022年度の年金の改正点と誕生月に届く年金定期便から簡単に自分の年金額見込を見る方法についてご説明します
「年金の受取額が少なくなった!」と巣鴨商店街でご高齢の方がインタビューを受けているニュースを見たことがあるかと思います。現行制度では65歳から老齢年金を受給できる仕組みになっていますが、その金額は毎年一定ではありません。
2022年度の公的年金の支給額は前年比0.4%の減額になりました。
ガソリンを始め物価が上がる中、年金の受給者の生活には影響が出るかもしれませんが、公的年金は現役世代の負担を増やさないようにしながら年金制度を維持するため支給額を調整する仕組みになっています。
年金については、この他に2022年4月から長寿化・高齢化に対応する改正が2点ありました。
原則65歳支給開始ですが、支給開始時期を早めたり遅くしたるすることができます。
繰上げた場合は1カ月当たり0.4%減額に、繰下げた場合は0.7%/月の増額になります。
60歳~64歳の人が働きながら年金受給をした場合、給与と合わせて「28万円」を超えた場合、超えた額の1/2が支給停止になっていました。
この基準が65歳以上の人と同様に「47万円」に引き上げになりました。
では、日本の年金額は世界的に見てどうなんでしょうか。
2021年10月にアメリカのコンサルティング会社が世界年金ランキングを発表しました。
日本は調査対象となった43か国中36位、昨年の39か国中32位から少し順位を落としました。
同社は、「日本の順位の低迷は、長寿化のフロントランナーであるがゆえの宿命とはいえ、現役世代が抱えている老後への不安感の度合いを映し出している指標と捉えると違和感はないかもしれません。ただ、漠然と不安を感じるというのは健全な姿ではなく、まずは現状の制度を正しく理解することが重要です。」とコメントしています。
人生100年時代と老後2000万円問題で「そんなに心配する必要なありませんよ!」とお伝えはしているものの、不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。次に具体的にご自身の年金受取額の確認方法についてお伝えします。
この方法は2022年4月の年金定期便からできるようになっています。今年度の年金定期便が来たら是非確認してみましょう。
まずは年金定期便を開き右下のQRコードを読み込みます。
生年月日を入力すると現在の加入状況を基に60歳まで就労し65歳から受給した場合の見込年金額が表示されます。
ここで今後の年収額や就労年齢、受給開始年齢を変えるとグラフが変わります。年収が同じでも就労年齢や受給開始年齢を変えるとグラフが変わります。例えば受給開始年齢を75歳にすると受給額は約1.8倍になることがわかります。
下にスクロールすると働き方・暮らし方の入力欄があります。
ここでは例えば60歳までは会社員、その後は自営の場合、とか30歳までは会社員、その後は専業主婦になった場合、など年金種類と加入期間による違いを確認することができます。年収、加入する年金の種類、保険料を払う期間、受給開始年齢、によって年金額が変わることが視覚的に把握できるのはわかりやすいですね。
スマホひとつで将来の年金額の目安がわかれば老後資金の準備も具体的に考えやすくなるのではないでしょうか?
具体的に自分の場合はどのように準備すればよいか確認したい方はお気軽にご連絡下さい。