村長、俺、年金払うのやめようと思っているんだけど。
とん太、それはダメだよ。村民の義務だから。でも、僕も不安だなぁ
そうぢゃの。でもな、お前さん達、年金は歳をとった時しかもらえないと思っとらんかい?
国民年金や厚生年金は歳をとったときに受け取れるだけではなく、障害状態や万一があった場合も受け取ることができます。
【年金制度はいつできた?】
現在の年金制度ができたのは1961年の4月です。その頃の平均寿命は、男性が66.03歳、女性が70.70歳でした。
つまり、定年退職後、10年位受け取る計算でした。現在は受給年齢が65歳まで引き上げられたとはいえ、平均寿命は男女とも80歳を超えています。更には年金制度を支える若者たちの数(出生率)は下がっているため、現在の年金制度に不安を抱えている人が多いのは事実です。
参考までに欧米では、年金受給開始を67歳位に引き上げていますので、近い将来、日本でも受給開始年齢が引き上げられる可能性があります。
【老齢年金以外に受け取れる場合】
ただし、冒頭にもお伝えしたとおり、歳をとってからしか貰えないわけではありません。病気やケガで障害状態になったときは、障害年金が受け取れます。それだけではありません。結婚して家族をもった後、万一があった場合、遺族年金が遺されたご家族に支払われます。当然ながら、年金を負担していないと受給することができません。
【将来の不足金に対して】
その一方で年金制度を支える国民の数が減少しているのも事実なので自助努力も益々必要になってきています。
その一環として国としてはiDeCoやNISAという仕組みを作って所得税負担を少なくしたり、金融商品から得られる利益に対する課税を非課税にしたりしています。
【自分が受け取れる老齢年金の計算方法】
将来、自分がどの位の年金を受け取ることができるのか計算することができます。“年金定期便”というハガキに書かれている「お客さまアクセスキーを使ってねんきんネットにログインすると将来の年金額が分かります。ハガキに書かれている数字だけをみて「少なっ」って思って捨てちゃう人もいるみたいですが、その金額は、今まで払った分で計算した金額です。これからも今と同じ職場で務めた場合、将来、いくらの年金がもらえるかは、ねんきんネットで計算することができます。
それ以外には現在の収入から予測することもできますので、計算をご希望される方はご連絡ください。