iDeCoとNISA、どっちが良いの?

すえ吉
すえ吉

NISAがiDeCoを始めようと思うんだ。

とん太
とん太

村長、NISAとiDeCoと何が違うんだ?

村長
村長

共通点と違いを理解して自分にあった方を選ぶことが大切ぢゃ!

NISAもiDeCoも株式や債券等に投資をしていくのは同じですが、税制面で受けられるメリットが違います。例えていうならテレビを購入するにあたり、家電量販店で購入するか、ネットで購入するかでポイントや受けられるサービスが違うのと同じです。

【共通点】

①どちらも株や債券等に投資をしていきます

国が作った制度だから元本割れのリスクはないと思っている方もいらっしゃいますが、株や投資信託、債券等を購入していきますので元本割れのリスクがあります。

②税制面での優遇を受けることができます。

一般的に株や投資信託を売却した時に得られる利益に対し約20%の税金がかかりますが、その税金が非課税となります。

 {2,000,000円(売却金額)―1,000,000円(投資金額)}×20%=500,000円(税金⇒非課税)

【相違点】

NISAの特徴

①まとまった資金を運用するか毎月積み立てていくか選択できる

2024年に制度変更がありますが、毎月コツコツ投資をしていくか、銀行にある預貯金で一括投資(上限があります)していくか選ぶことができます。(2024年からは両方を選択することが可能)

②途中で売却できる

5年後の家の修繕費に充てるとか、10年後の子供の教育資金に充てると等、いつでも売却ができます。ただ、運用期間が短くなるとリスクも高くなる傾向にあるため慎重な判断が必要です。

iDeCoの特徴

①毎月の掛け金が税額控除の対象になる

掛け金が全額所得税の控除対象になります。ただ、年金の加入区分や勤務先によって上限が設けられています。

②年金受取か一括受取か選択でき、税制上のメリットも受けることができる

年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。

注意点

※iDeCoは老後の資産形成を目的とした年金制度であるからこそ、税制の優遇が行われるため、原則60歳より前には受給できません。

【NISAかiDeCOどちらを選ぶべき?】

“何を目的とした資金作りか?”が一番のポイントになります。後は運用期間をどの位で考えているかで、投資をするより定期預金等、金利は低くても確実な預貯金に預けておいた方が良い場合もあります。自分のライフプランに合った方若しくは両方を選びましょう。